XAU / USD4,170−0.59%ドル指数 DXY未確認—米10年金利5.24%休場実質金利 10Y2.91%休場WTI原油93.74+2.06%S&P 5007,807.24−0.06%日経22569,030.92休場BTC / USD81,879−2.2%
No. 16 平日更新
2026年10月13日(火)
TEITEN 定点 資金の流れで読む、今日の市場
No. 16 2026年10月13日(火)

2026/10/13(火)|米株はまちまち、S&P500は7,807で小幅安。債券休場の中で金の現物は4,170ドルへ下げ、WTIは93.74ドルへ+2.06%

10/12の米国はコロンブス・デーで債券市場が休場、株は取引された。S&P500は7,807.24(−0.06%)、Nasdaqは27,245.90(−0.44%)、ダウは51,850.55(+0.38%)。中国の記憶メモリ新技術の報道で半導体が−2.7%、エネルギーは+1.4%。WTIは93.74ドル(+2.06%)。金の現物は4,170ドル(USAGOLD読み取り)で10/9の確定値から−0.59%。ドル指数は出所で割れ未確認。

Financial and Marketing M16 2026.10.13 発行 更新 08:06 JST
XAU / USD
4,170
−0.59%
ドル指数 DXY
未確認
—
米10年金利
5.24%
休場
実質金利 10Y
2.91%
休場
WTI原油
93.74
+2.06%
S&P 500
7,807.24
−0.06%
日経225
69,030.92
休場
BTC / USD
81,879
−2.2%
本日の要点
  1. 10/12の米株はまちまち。S&P500は7,807.24(−0.06%)、Nasdaqは27,245.90(−0.44%)、ダウは51,850.55(+0.38%)。半導体指数(SOX)は−2.7%、9業種が上昇しエネルギーが+1.43%でけん引した。
  2. 米債券市場は休場で、10年債は新しい値が無い。直近の10/9は5.24%、実質金利2.91%(財務省)。クリーブランド連銀のハマック総裁は「比較的早く」引き締め的な水準へ動くべきだと述べた。
  3. WTIは93.74ドル(+1.89、+2.06%)、Brentは106.65ドル。サウジの空港への攻撃が、ロシア産ディーゼル供給増や露ウクライナのエネルギー停戦の期待を上回った(Investrade)。
  4. 金(USAGOLD読み取り)は4,169.76ドルで、10/9の確定値4,194.61ドルから−0.59%。12月限の先物も4,190.60ドル(−0.61%)と同じ向き。ドル指数は102.2〜102.6で出所が割れ、未確認とした。
  5. 日経平均は10/12が休場。日経VI、BTC現物ETFの資金フローは未確認。BTCは約8.19万ドルで24時間前から−2.2%。
テクニカル・レベル
  1. レジスタンス4,2199/30の日中高値(4,219.24ドル)
  2. レジスタンス4,19510/9のUSAGOLD確定値(4,194.61ドル)
  3. 現在値4,17010/12のUSAGOLD読み取り値(山岳部時間17:07)。確定値は翌号で照合する
  4. サポート4,16510/6のUSAGOLD確定値(4,164.59ドル)
  5. サポート4,13310/8のUSAGOLD確定値(4,132.84ドル)
  6. サポート4,11110/7のUSAGOLD確定値(4,110.82ドル)

2026/10/13 08:06 JST(10/12の米国セッションを扱います。米国はコロンブス・デーで債券市場が休場、株式市場は通常どおり取引されました。日本は10/12がスポーツの日で東京市場は休場でした。10/9の米国セッションは、取り下げた10/12付の下書きで扱った内容で、この号では基準値として使います)


Macro Theme

前号は、金利とAI関連株の振れの中で金が反発したと書いた。この日は債券市場が休場で、金利という物差しが止まったまま、株は小幅安、原油は上昇、金は反落した。S&P500は7,807.24(−0.06%)、Nasdaqは27,245.90(−0.44%)、ダウは51,850.55(+0.38%)。中国のCXMTが新しいメモリセルの設計で進展を発表し、MicronとSK Hynixが3%超下げ、半導体指数(SOX)は−2.7%(Investrade)。一方、S&P500の11業種のうち9つは上昇し、エネルギーが+1.43%、通信が+0.97%で支えた。

原油はサウジアラビアの空港への攻撃で上げ、WTIは93.74ドル(+2.06%)。ハマック連銀総裁(クリーブランド)が、インフレが広がる中で連邦準備制度は「比較的早く」引き締め的な水準へ動くべきだと述べ、ドルは堅調だった。金の現物は、USAGOLDの読み取りで4,169.76ドルと、10/9の確定値4,194.61ドルから24.85ドル(−0.59%)下げた。

資金半導体売り(SOX −2.7%)/ エネルギー株買い(+1.43%)/ 原油買い(WTI +2.06%)/ 金反落(4,170ドル)/ 債券休場

Market Drivers

① 債券休場:金利の確認ができない日

米債券市場は休場で、10年債は新しい値が出ていない。直近は10/9の5.24%、実質金利は2.91%、2年債は4.80%(財務省)。Yahoo Financeの画面には10年債5.24%が表示されたが、これは10/9の値が残ったものとみられる(推測)。

金利が動かない日に、金は金利ではなく、ドルと原油に反応した。金利の再開は10/13の火曜で、水曜10/14には米CPIが控える。

② 半導体の下げ:CXMTの発表と、バランスを取った他業種

CXMTの新設計の報道で、MicronとSK Hynixは3%超下げた。Nasdaqは−0.44%、S&P500は−0.06%にとどまった。Metaは新しいAIモデルの発表で3%超上げ、eBayはモルガン・スタンレーの格上げで約4%上げた。Starbucksが「Chipotleを買収しない」と述べ、Chipotleは4%超下げた(Yahoo Finance)。

半導体の下げを、エネルギーや通信などの他業種が受け止めた。前号で見たAI関連株の弱さは、この日も半導体に残った。

③ 原油と中東:サウジの空港への攻撃

WTIは93.74ドル(+1.89ドル)、Brentは106.65ドル(+1.93ドル)で清算した。ロシア産ディーゼルの追加供給や、露ウクライナのエネルギー停戦への期待という下げ材料を、サウジの空港への攻撃が上回った(Investrade)。Yahoo Financeは、トランプ氏がサウジとともにフーシ派へ軍事行動を取る可能性に触れたと伝える。

原油高は、休場明けの長期金利にとって上げ材料。10/9の5.24%を基準に、火曜以降の動きを見る。

情報元:


金利(起点)

米10年債利回り:5.24%(10/9、財務省 日次イールドカーブ。10/12は債券市場が休場で新しい値は無い)

米2年債利回り:4.80%(10/9、財務省。10/8は4.75%)

米30年債利回り:5.60%(10/9、財務省)

日本10年債利回り:3.089%(10/8、財務省の最新掲載分。10/9分は未掲載、10/12は東京市場が休場)

実質金利(TIPS10年):2.91%(10/9、財務省 実質利回りカーブ。10/8は2.87%)

期待インフレ率(10年BEI):2.33%(10/9時点、FRED T10YIE)

名目5.24%は実質2.91%と期待インフレ2.33%に分解できる。10/9は実質側の上昇(+4bp)が名目を押し上げた。この日は債券が動かず、ハマック総裁の「比較的早く」という発言が、休場明けの金利に対する見方を引き締め方向へ寄せた。日米の金利差は、10/9の5.24%と10/8の3.09%で約2.2ポイント(日付が異なる値の比較)。

資金名目5.24%実質2.91% + 期待インフレ2.33%(10/9)
資金債券休場(10/12)

情報元:


ドル

DXY:未確認。出所が割れた。Investradeは102.59(+0.37%、約18か月ぶりの高値)と記す一方、別の報道は102.2前後(ほぼ変わらず)とする。同じ日の終値の定義で、どちらを採るか決められないため、数値は載せない

USD/JPY:158.64(+0.21%、investingLiveの引け前のスナップショット。終値かは未確認)

EUR/USD:1.1155(−0.41%、同上。2026年の安値を更新したとされる。Investradeは1.1158で−0.0043)

主要7通貨のすべてに対してドルが上昇したとされる(investingLive)。DXYの水準は割れたが、ドル高の向きは出所が一致している。ハマック総裁の発言が背景とされる。

資金ドル買い(ユーロ、円に対して。DXYの水準は未確認)/ 円158円台の安値圏

情報元:


商品

WTI:93.74ドル(+1.89、+2.06%、10/12の清算値、Investrade。10/9の91.85ドルとの差と一致する)。Yahoo Financeの表示は11月限93.41ドルで、清算後の時点の値とみられ、定義の違い

Brent:106.65ドル(+1.93、+1.84%、Investrade。限月は未確認)

金(現物):4,169.76ドル(10/12 USAGOLD価格履歴を山岳部時間17:07に読み取り。10/9の確定値4,194.61ドルから−24.85ドル、−0.59%)。現物の終値は未確認。12月限の先物は4,190.60ドル(−25.70、−0.61%、Investrade)で、現物との水準差は定義の違い、方向はそろった。系列はUSAGOLDに固定する。USAGOLDの表の「前日比」欄は−1.91ドルと出たが、確定値との差と合わないため、前日比には使わなかった

Macro Drivers(三軸)

実質金利:債券休場のため新しい値なし(10/9は2.91%)

ドル:ユーロ・円に対して上昇。DXYの水準は未確認

地政学:サウジの空港への攻撃で原油が上昇。金へのリスク回避の買いは限られ、この日の金はドル高に従って下げた

資金フロー結論

金は10/9に4,195ドル近くまで上げたが、この日はドル高と、引き締め的なFed高官発言で下げた。4,165ドル(10/6確定値)の手前で止まっている。

資金ドル高 + Fed高官のタカ派発言金の逆風4,170ドルへ反落

情報元:


株

S&P 500:7,807.24(−4.30、−0.06%)(10/12。Yahoo Finance。Investing.comは7,807.36、Investradeは7,807。10/9の7,811.54との差と一致する)

Nasdaq総合:27,245.90(−120.27、−0.44%)(10/12。Yahoo Finance。Investing.comも27,245.90、Investradeも−120.27)

ダウ平均:51,850.55(+195.60、+0.38%)(10/12。Yahoo Finance。10/9の51,654.95との差と一致する。Investradeは+195.36。別の報道の51,908.10は他の出所と合わず採らなかった)

ラッセル2000:2,794.48(−12.50、−0.45%)(Yahoo Finance)

日経225: 10/12は東京市場が休場。直近は10/9の69,030.92円(−11.19円、−0.02%、複数の報道。10/8の69,042.11円との差と一致する。日経平均プロフィルの公式データでは確認できていない)

半導体が売られ、エネルギーと通信が買われた。指数は小幅だが、業種別では分かれた。

10/12の米株は、10/13の東京市場に反映される。東京は10/9以来の取引で、半導体関連への影響が焦点。

資金米株半導体に売り(SOX −2.7%)、エネルギー・通信に買い/ 日本株休場

情報元:


Crypto

BTC:81,879ドル(10/13 08:06 JST時点、CoinGecko)。24時間前(10/12 09:00 JST=10/12のUTC 0:00)の基準値83,691ドルから−2.2%。Yahoo Financeも81,821ドル(−2.22%)と表示している

Nasdaq −0.44%に対し、BTCは−2.2%で、同じ向きでBTCの方が大きく下げた。金も−0.59%と下げ、この日は金とBTCがそろって売られた。ドル高が両方に効いた可能性がある(推測)。

現物ETFの資金フローは未確認。

資金BTC売り(8.1万ドル台)/ 現物ETF未確認

情報元:


Volatility

VIX:15.21(10/12、+0.37、+2.49%、Yahoo Finance。前日14.84は10/9のFRED VIXCLSと一致)

日経VI:10/12は休場、10/9分は未確認

VIXは15台前半で、半導体が−2.7%でも小幅な上昇にとどまった。警戒感は薄いまま。日経VIが取れていないため、日米の温度差は今号では比較しない。

情報元:


今日の資金フロー

債券休場とドル高半導体が売られ、エネルギーが買われる金とBTCは下落、原油は上昇
資金債券休場(10年債は10/9の5.24%が最新)
資金ドル買い(ユーロ、円に対して。DXYの水準は未確認)/ 金反落(4,170ドル)/ BTC売り(81,879ドル)
資金半導体売り(SOX −2.7%)/ エネルギー買い(XLE +1.43%、WTI +2.06%)

総括:金利が動かない日に、ドル高と原油高が金とBTCを押した。休場明けの長期金利と、10/14の米CPIが次の物差しになる。


マーケットポジション(中期の歪み)

最大の歪みは、「長期金利が24年ぶりの高水準圏にあり、Fed高官が引き締めを口にしているのに、株が最高値圏にあること」である。この日は半導体が−2.7%と売られたが、他業種が受け止め、指数は小幅にとどまった。金利が再開して上がれば、この均衡が崩れる余地がある(推測を含む)。

もう一つは、原油の高止まり。WTIは90ドル台前半から93.74ドルへ上がり、Brentは106ドル台。インフレ指標のCPIは、見込みで総合が3.6%へ再加速する(Investrade)。

三つ目は、ドルが約18か月ぶりの高値圏にある可能性。DXYの水準は割れたが、10月初めから高値圏にあることは複数の出所が一致している。


Next Flow(短期)

シナリオA:休場明けに長期金利が上がり、5.3%台へ乗せる

原油高とハマック総裁の発言で売りが出る10年債が5.3%台、実質金利が2.9%超へドル高が続く金は4,165ドルを割り込み、4,133ドルを試す

シナリオB:金利が5.2%台で安定し、ドル高が一服する

休場明けの債券に売りが出ない10年債が5.2%台、実質金利が2.9%を下回るドルが小幅に下がる金は4,195ドルへ戻す

シナリオC:半導体の下げが広がり、株が調整する

半導体の売りが大型株へ広がるS&P500が最高値圏から下げるリスク回避のドル買いが出れば金には逆風、金利低下が先行すれば追い風と方向は分かれる

BTCは株と同じ向きに動きやすい。


Market Bias(短期)

中立。債券が休場で金利の確認ができず、ドル高は金に逆風だが、CPI前で方向は決めきれない。

最優先の監視項目は3つ。

  • 休場明けの米10年債の5.24%を基準にした動きと、実質金利2.9%
  • 金の4,165ドルの維持と4,195ドルの回復。ドル指数の水準の確定
  • 10/14の米CPI(総合3.6%の見込み)と、10/13の米大手銀行の決算

本日の市場スケジュール(JST)

  • 東京市場:10/9以来の取引。10/12の米半導体安を受けた寄り付き
  • 米大手銀行(JPモルガン、ゴールドマン、シティ、ウェルズ・ファーゴ)の決算、J&J、UNHの決算
  • 10/14 米CPI・ベージュブック、10/15 PPI・小売売上高、10/27〜28 FOMC

情報元:


2026/10/13 08:06 JST 時点。主要トリガーは債券市場の休場、CXMTの発表による半導体の下げ、サウジの空港への攻撃による原油の上昇、Fed高官のタカ派発言によるドル高。