XAU / USD4,161−0.25%ドル指数 DXY102.18−0.39%米10年金利5.21%−3bp実質金利 10Y2.88%−3bpWTI原油94.14+0.43%S&P 5007,805.45−0.02%日経22567,777.52−1.82%BTC / USD83,276+1.8%
No. 17 平日更新
2026年10月14日(水)
TEITEN 定点 資金の流れで読む、今日の市場
No. 17 2026年10月14日(水)

2026/10/14(水)|日経平均は半導体安で−1.82%の67,778円。米株は小幅安、米10年債は5.21%へ低下し、金の現物は4,161ドルへ続落

10/13の米国は大手銀行の決算が入り、S&P500は7,805.45(−0.02%)、Nasdaqは27,204.38(−0.15%)と小幅安。中国CXMTの報道で韓国と日本の半導体株が急落し、日経平均は67,777.52円(−1.82%)。米10年債は5.21%(−3bp)へ低下したが、金の現物は4,161ドル(USAGOLD読み取り)で10/12の確定値から−0.25%。ドル指数は102.18(−0.39%)へ下げた。

Financial and Marketing M16 2026.10.14 発行 更新 08:07 JST
XAU / USD
4,161
−0.25%
ドル指数 DXY
102.18
−0.39%
米10年金利
5.21%
−3bp
実質金利 10Y
2.88%
−3bp
WTI原油
94.14
+0.43%
S&P 500
7,805.45
−0.02%
日経225
67,777.52
−1.82%
BTC / USD
83,276
+1.8%
本日の要点
  1. 10/13の米株は小幅安。S&P500は7,805.45(−0.02%)、Nasdaqは27,204.38(−0.15%)、ダウは51,670.10(−0.35%)。メモリ関連が重く、JPモルガンは利益が予想を下回った。
  2. 米10年債利回りは5.21%(−3bp)、実質金利は2.88%(−3bp)へ低下した(財務省、10/13)。債券休場明けに長期金利は上がらなかった。
  3. 日経平均は連休明けに67,777.52円(−1,253.40円、−1.82%)で4日続落。韓国KOSPIは約−5.5%(Korea Times)。
  4. 金の現物はUSAGOLD読み取りで4,161.43ドル(10/12確定値4,171.67ドルから−0.25%)。金利が下がっても金は上がらず、4,165ドルを下回った。
  5. ドル指数は102.18(10/13終値、−0.39%)で、前号のドル高は一服した。日経VIは30.41。BTC現物ETFの資金フローは未確認。10/14は米CPIが21:30(JST)に出る。
テクニカル・レベル
  1. レジスタンス4,19510/9のUSAGOLD確定値(4,194.61ドル)
  2. レジスタンス4,17210/12のUSAGOLD確定値(4,171.67ドル)
  3. 現在値4,16110/13のUSAGOLD読み取り値(山岳部時間17:09)。確定値は翌号で照合する
  4. サポート4,13310/8のUSAGOLD確定値(4,132.84ドル)
  5. サポート4,11110/7のUSAGOLD確定値(4,110.82ドル)

2026/10/14 08:07 JST(10/13の米国セッションを扱います。日本は10/12のスポーツの日で休場でしたが、10/13の東京市場は取引され、前号では扱えなかった反応が出たため、日経平均はこの号で記録します)


Macro Theme

前号は、債券休場の中で金が反落し、半導体が売られたと書いた。この日は債券市場が再開して米10年債が5.21%へ低下したのに、金は上がらず4,161ドルへ続落した。S&P500は7,805.45(−0.02%)、Nasdaqは27,204.38(−0.15%)、ダウは51,670.10(−0.35%)。中国のCXMTの新しいメモリセル設計の報道で、前日の米国に続き、東京と韓国で半導体が急落した。日経平均は67,777.52円(−1.82%)、韓国KOSPIは約−5.5%(Korea Times)。

米国では大手銀行の決算が始まった。JPモルガンの1株利益は5.57ドルで予想の5.90ドルを下回り(Yahoo Finance)、ゴールドマン・サックスは収益が予想を上回った(Investrade)。10/14には米CPIが出る。

資金半導体売り(日経 −1.82%、KOSPI 約−5.5%)/ 米債買い(10年債 5.21%、−3bp)/ 金続落(4,161ドル)/ BTC買い(+1.8%)

Market Drivers

① 半導体の売りが日韓へ波及:CXMT報道

CXMTの設計報道を受け、韓国KOSPIは−5.46%の6,035.35で引けた(Korea Times。報道によっては−7%台の数字もあり、確定値は割れている)。日経平均は−1,253.40円で4日続落した(BigGo Finance)。米国ではMicronなどメモリ関連が重く、Nasdaqは−0.15%にとどまった。

前日の米国で出た半導体安が、一日遅れで日韓に大きく現れた。米国の指数は小幅、日韓は大幅という差が出た。

② 休場明けの米債:金利は上がらなかった

財務省の日次利回りで、10年債は5.21%(10/9の5.24%から−3bp)、2年債は4.79%(−1bp)、30年債は5.56%(−4bp)。実質金利は2.88%(−3bp)。前号のシナリオAが想定した「休場明けの金利上昇」は起きなかった。NY連銀のウィリアムズ総裁は、年内にもう一度の利上げが適切との見方を示したとされる(Investrade)。

名目も実質も下がったのに、金は上がらなかった。金利以外の要因が金に効いている。

③ 銀行決算とCPI待ち

JPモルガンは利益が予想を下回った。ウェルズ・ファーゴは純金利収入が予想を下回ったとされる(Investrade)。KBWの銀行株指数は約−1.1%(Yahoo Financeのライブ欄)。UnitedHealthは見通しを引き上げた。9月のCPIは、見込みで総合が前月比+0.6%・前年比+3.6%、コアが前月比+0.2%・前年比+2.5%(Investrade。出所は1社)。

株も金も、CPIを前に動きを絞った。

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金利(起点)

米10年債利回り:5.21%(10/13、財務省 日次イールドカーブ。10/9は5.24%)

米2年債利回り:4.79%(10/13、財務省。10/9は4.80%)

米30年債利回り:5.56%(10/13、財務省。10/9は5.60%)

日本10年債利回り:3.027%(10/9、財務省の最新掲載分。10/8は3.089%。10/13分は未掲載、10/12は休場)

実質金利(TIPS10年):2.88%(10/13、財務省 実質利回りカーブ。10/9は2.91%)

期待インフレ率(10年BEI):2.33%(10/13時点、FRED T10YIE。名目5.21%−実質2.88%とも一致)

名目5.21%は実質2.88%と期待インフレ2.33%に分解できる。3bpの低下は実質側が担い、期待インフレは10/9の2.33%から変わらなかった。日米の金利差は、10/13の5.21%と10/9の3.03%で約2.2ポイント(日付が異なる値の比較)。

資金名目5.21%実質2.88% + 期待インフレ2.33%(10/13)
資金債券買い(10年債 −3bp)

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ドル

DXY:102.18(10/13終値、10/12の102.58から−0.39%、Yahoo Finance DX-Y.NYB)。Investradeの102.20(−0.4%)と合う。Investing.comの表示101.989は採らない。前号で未確認とした10/12は102.58で、Investradeの102.59が正しかった

USD/JPY:158.29(−0.32、Investrade。終値かは未確認)

EUR/USD:1.1202(+0.0049、同上)

ロイターは「ドルは主要通貨に対して小幅に下げた」と伝える(Investing.com)。DXYも−0.39%で、ユーロと円に対してドルが下げた向きと合う。前号のドル高は一服した。

資金ドル売り(DXY 102.18、−0.39%)

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商品

WTI:94.14ドル(+0.40、+0.43%、10/13、Investrade。前号の10/12清算値93.74ドルとの差と一致する)。ロイターも「WTIは+0.4%で清算」と伝える。Yahoo Financeの11月限94.61ドルは清算前の時点の値とみられ、定義の違い

Brent:105.69ドル(−0.96、−0.9%、Investrade。ロイターも−0.9%。限月は未確認)

金(現物):4,161.43ドル(10/13 USAGOLD価格履歴を山岳部時間17:09に読み取り。10/12の確定値4,171.67ドルから−10.24ドル、−0.25%)。現物の終値は未確認。12月限の先物は4,177.30ドル(−13.30、−0.32%、Investrade)で、現物との水準差は定義の違い、方向はそろった。系列はUSAGOLDに固定する。前号の10/12の読み取り値4,169.76ドルは、確定値4,171.67ドルと1.91ドル違った(差し替え済み)

Macro Drivers(三軸)

実質金利:2.88%へ低下(−3bp)。金にとって本来は追い風

ドル:DXYは102.18へ下落(−0.39%)

地政学:サウジ・イエメン関係の攻撃で原油は上げたが、米露のディーゼル供給合意が相殺し、WTIは小幅高、Brentは下落(ロイター)。金へのリスク回避の買いは限られた

資金フロー結論

金は10/9に4,195ドル近くまで上げたが、この日は金利低下とドル安という追い風があっても続落した。4,165ドル(10/6確定値)を下回り、次は4,133ドル(10/8確定値)が見える水準。CPIを前にした手仕舞いの可能性があるが、根拠は確認できていない(推測)。

資金実質金利低下 + ドル安金は反応せず4,161ドルへ続落

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株

S&P 500:7,805.45(−1.79、−0.02%)(10/13。Yahoo Finance、CNBC。Investradeは7,805)

Nasdaq総合:27,204.38(−41.52、−0.15%)(10/13。Yahoo Finance、CNBC、Investradeも−41.52)

ダウ平均:51,670.10(−180.45、−0.35%)(10/13。Yahoo Finance。Investradeは−179.56で、1ポイント程度の差)

ラッセル2000:2,783.37(−11.11、−0.40%)(Yahoo Finance)

日経225: 67,777.52円(−1,253.40円、−1.82%、10/13、BigGo Finance。前号の10/9終値69,030.92円との差と一致し、Il Sole 24 Oreも−1.82%と報じる。日経平均プロフィルの公式データでは確認できていない)

米国の指数は小幅だが、日韓は半導体で大きく下げた。同じ材料への反応の大きさが、市場ごとに違った。

10/13の米株は、10/14の東京市場に反映される。米国の半導体は小幅だったため、東京の戻りは限られる可能性がある(推測)。

資金米株小幅安(半導体・銀行が重い)/ 日本株半導体に売り(−1.82%)/ 韓国株大幅安(約−5.5%)

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Crypto

BTC:83,276ドル(10/14 08:07 JST時点、CoinGecko)。24時間前(10/13のUTC 0:00)の基準値81,795ドルから+1.8%。Yahoo Financeも83,214ドル(+1.81%)と表示している

Nasdaq −0.15%に対し、BTCは+1.8%で、株と逆に上げた。金は−0.25%で、前号とは違い、金とBTCの向きが分かれた。ドル安が追い風になった可能性があるが、根拠は確認できていない(推測)。

現物ETFの資金フローは未確認。

資金BTC買い(8.3万ドル台)/ 現物ETF未確認

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Volatility

VIX:15.27(10/13、+0.06、+0.39%、Yahoo Finance。前日15.21は10/12のFRED VIXCLSと一致)

日経VI:30.41(10/13終値、10/9の30.14から+0.27、Yahoo Finance ^NKVI.OS)

VIXは15台前半で横ばい。日経平均が−1.82%、KOSPIが約−5.5%と下げた日に、米国の警戒感は動かなかった。日経VIは30.41で、VIXの約2倍。日米の温度差がはっきり出た。

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今日の資金フロー

半導体安が日韓へ波及米債は買われ金利低下それでも金は続落、BTCは上昇
資金半導体売り(日経 −1.82%、KOSPI 約−5.5%、米国は小幅)
資金債券買い(10年債 5.21%、実質金利 2.88%)/ ドル売り(DXY 102.18)
資金金続落(4,161ドル)/ BTC買い(83,276ドル)/ 原油小幅高(WTI 94.14ドル)

総括:金利低下とドル安でも金は上がらず、半導体の売りは日韓が引き受けた。米CPI(10/14 21:30 JST)が、金利と金の関係を測り直す物差しになる。


マーケットポジション(中期の歪み)

最大の歪みは、「長期金利が24年ぶりの高水準圏にあり、Fed高官が追加利上げを口にしているのに、米株が最高値圏にあること」である。この日は日韓の半導体が急落したが、米国の指数は小幅にとどまった。同じ材料で市場ごとに反応の大きさが違う。米国が後から追随するか、日韓が戻すかが分かれ目になる(推測を含む)。

もう一つは、金が金利低下に反応しなくなっていること。実質金利は2.91%から2.88%へ下がったが、金は下げた。ここ数日の金は、金利よりもドルや手仕舞いに左右されている可能性がある(推測)。

三つ目は、原油の高止まり。WTIは94ドル台、Brentは105ドル台。CPIは総合で前年比+3.6%の見込みで、再加速が確認されれば金利に上方向の圧力がかかる。


Next Flow(短期)

シナリオA:CPIが予想を上回り、長期金利が上がる

総合・コアともに上振れ追加利上げ観測が強まる10年債が5.3%台、実質金利が2.9%超へ金は4,133ドル(10/8確定値)を試す

半導体の戻りは鈍る。

シナリオB:CPIが予想並みで、金利が5.2%台で安定する

予想並みで材料出尽くし10年債が5.2%台、実質金利が2.9%を下回るドルが小幅に下がる金は4,172ドル(10/12確定値)へ戻す

今回の続落が見送りの動きなら、ここで戻りやすい。

シナリオC:CPIが下振れし、利上げ観測が後退する

総合が3.6%を下回る10年債が5.1%台へ低下ドル安が進む金は4,195ドルへ向かい、BTCとNasdaqも上げやすい

半導体への売りも一服する。


Market Bias(短期)

中立。金利低下でも金が上がらず方向感が乏しい。CPIの結果で金利とドルの向きが決まるまで、判断は保留。

最優先の監視項目は3つ。

  • 10/14 21:30 JST の米CPI(総合は前年比+3.6%、コアは+2.5%の見込み)と、10年債の5.21%
  • 金の4,133ドルの維持と4,172ドルの回復。ドル指数の102台前半
  • 半導体:10/14の東京市場の戻りと、米国のメモリ関連(Micron)の動き

本日の市場スケジュール(JST)

  • 東京市場:10/13の日経平均は67,777.52円。米国の小幅安を受けた寄り付き
  • 21:30 米9月CPI。夜に米ベージュブック
  • 10/15 PPI・小売売上高、10/27〜28 FOMC

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2026/10/14 08:07 JST 時点。主要トリガーはCXMT報道による半導体の売り、休場明けの米長期金利の低下、大手銀行の決算、米CPIの発表前の様子見。